■ダイオキシンってそもそも何?
「ダイオキシン」は、廃棄物の焼却時や薬品の化合時に、副産物として生成されるもので、ちょっと難しくなりますが、学術上の成分としては「ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDD)」と「ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)」を総称してそう呼びます。ダイオキシンは一種類ではなく、塩素の構成によって200以上の種類があり、種類によって毒性もまちまちです。ダイオキシンは無色無臭の固体で、他の化学物質や酸、アルカリなどに反応しにくく非常に安定していますが、太陽からの紫外線によって少しずつ分解される性質を持っています。
■ダイオキシンはどうやって発生するのか?
ダイオキシンは故意に作られることはなく、炭素・酸素・水素・塩素などが熱せられる過程で意図せずにできてしまう副産物。ごみの燃焼、金属の燃焼、塩素の漂白などの工程で発生します。
これを聞いただけでわかることなのですが、「ダイオキシンは危険だ」といっても、現代の科学ではその生成をゼロにすることはできません。わが国では、ダイオキシンは1年間に約5,000g程度排出されているそうです。また、ダイオキシンは、人工的な要素だけでなく自然界(森林火災、火山活動など)でも発生することがあり、自然の副産物なのか工業の副産物なのかは正確には判明していませんが、今から200年以上前に、すでに環境中にダイオキシンが存在していたことが分かっています。意図しない副産物であるために、まだまだ解明されない発生源が複数あるとみられ、今後も注意が必要なのだそうです。